永久居留証は簡単にいうと、毎年183日(約1年の半分)以上台湾に
滞在しているという条件を満たせば、更新に行く必要のないビザ。
取るのに一苦労!といわれる永久居留証。
揃えなくてはならない書類取得に時間がかかる上、それぞれ期限があり、
段取りを間違えるとスムーズにいかないことから「難しい」「面倒くさい」
「大変」といわれています。
永久居留証は更新不要ビザ、居留証だとどうなのか?
居留証は延期可能期間が1年(延期費用1000元)~3年(延期費用3000元)で少なくとも
3年ごとに移民署に更新に行く必要があります。また、台湾で使用する運転免許証も
パスポートの有効期間だけでなく、ビザの有効期間にも関わってくるものなので
居留証の有効期間が3年であれば3年ごとに更新に行かなくてはなりません。
永久居留証の申請費用は10000元。
多方面から考えて長期間滞在するのであれば、取得しておいて損はないはず。
一回にかける金額は大きいですが単純計算で10年以上で元が取れるってことで…(;´Д`)
【
申請条件】
・
台湾に5年以上継続して居留している人。 ・
居留5年のうち、毎年183日以上台湾に滞在している人。 ※5年以上継続=5年以上台湾に住んでいても途中で居留証の目的事項が
就学→結婚など、ビザの種類が変更になった場合、はじめから数えなおしになります。
※台湾国籍を取得している人は永久居留証の申請はできません。
⇒自分が条件を満たしているかどうかわからない場合、移民署にて調べてもらえます。
電話でもokです。 (代理不可、本人でないと確認してもらえないので注意。)
確認は中国語。パスポート番号、居留期間について質問されます。
內政部入出國及移民署 台北市廣州街15號
02-2388-9393 内線3132・3125
※電話での問い合わせの場合、つながらなかったり
担当者がいなかったりするので気長~にかけてくださいヽ(´Д`;)ノ
【
必要書類】
⇒
如何申請永久居留證 ※こちらに条件・必要書類などがあります。
政府が提示している必要書類は以下の通り。
・外僑永久居留申請書【
永久居留証申請書/移民署にて記入】
・彩色照片一張(同身分證規格)【
カラー証明写真 1枚・身分証サイズ】
・新、舊護照正本、影本一份(正本驗畢發還)【
新・旧パスポート・コピー各1部】
・外僑居留證正本、影本一份(正本驗畢發還)【
居留証・コピー1部】
・健康檢查合格證明一份【
健康診断合格証明書 1部】
・財產或特殊藝能證明一份【
財産証明または特殊技能証明 1部】
・最近五年之本國及我國警察紀錄證明書一份【
日本の無犯罪証明書・台湾の警察紀錄證明書 各1部】
・其他相關證明文件(如戶籍謄本及結婚證書、或工作證核准、或視個案狀況要求之文件)【
その他証明書類/戸籍謄本・結婚証明書・労働許可証など】
わかりにくいので用意する順番に説明しますね。
これは私が用意していった順番なので必ずしもこうしなくてはいけない!
というわけではありません。@台北での手続きです。
[1]まずは一番時間のかかる
日本の無犯罪証明書の申請から。
交流協会へ→窓口にて無犯罪証明を取得したいことを伝えて必要書類をもらって記入→別室にて指紋(10本全て)の記録→終了
交流協会台北事務所 台北市慶城街28號(通泰商業大樓)
02-2713-8000(代表)
公休:毎週土・日曜日・台湾祝祭日・一部日本の祝祭日
≪無料/約1ヶ月半後受け取り/有効期間半年≫
↓
[2][1]が出来上がるのを待っている間に
健康診断へ。
総合病院の健康検査中心でできます。私は馬偕醫院(16F/健康検査中心)で検査しました。
予約は不要。その場で並んですぐ検査できます。また各健康検査中心で「永久居留証の申請」という旨を伝えれば必要項目/費用などを教えてくれます。
≪持ち物≫パスポート・居留証・写真2~3枚
≪検査項目≫血液検査・X線検査・HIV検査・内科など(馬偕は空腹で行く必要なし)
≪費用≫2320元(各病院によって異なりますが、大体2000元前後)
≪5日後受け取り/有効期間3ヶ月≫
馬偕醫院健康檢查中心 02-2543-3535 内線2860
その他台北市内の主な病院
⇒
+台湾茶+ taiwan 台北市内の病院 ↓
[3][1]が出来上がって受け取ったら
日本の無犯罪証明書の認証を受けに外交部領事事務局へ。
注意:完成した日本の無犯罪証明書は開封したら無効になります。 外交部領事事務局→2F/文件認証窓口→カウンターにある黄色の文件申請用紙を記入→番号札を取る→係りの人に[1]を渡すと封を開封され(
自分で開封したら無効になります)コピーを両面とってくるように指示されます→コピーしたら同カウンターに直接戻って日本の無犯罪証明書(&コピー)・パスポート(&コピー)・居留証(&コピー)渡す→4枚(4色)つづりの領収書を渡されるのでそれをもって反対側の支払い窓口へ→支払いが終ったら「灰色」のレシートを同カウンターに渡す→終了
≪2日後受け取り/400元≫
外交部領事事務局 台北市濟南路一段2-2號3-5F
02-2343-2888
↓
[4]外交部領事事務局に近い台北市警察局に行って
台湾の警察紀錄證明書(警察刑事紀錄證明書)を申請。
台北市警察局→申請用紙を記入→カウンターに行ってパスポート(&コピー)・居留証(&コピー)を提出→終了
≪2日後受け取り/100元≫
台北市政府警察局 台北市中正區延平南路96號
02-2331-3561
※外国人関係の手続きが移民署と作業が分かれたので時間はかかりませんでした。
改装されてカウンターも1つだけなので入ってすぐわかります。
[3]と[4]は順番は逆でもok!私は同日に行きました(受取日も同日でした)
↓
[5]事前に日本の警察証明書の中文訳を自分で作成しておく。
日本の警察証明受け取りの際、交流協会で見本がもらえます。
開封前で内容がわからない場合は外交部領事事務局で認証を受けて返ってきてからでもok。
私の場合、外交部領事事務局で日本の無犯罪証明書の認証と警察刑事紀錄證明書の出来上がり日が同日だったため、外交部領事事務局で受け取ってから、台湾の警察紀錄證明書(警察刑事紀錄證明書)を警察局へ受け取りに行き、その足で近くにある民間公証人事務所へ公証に行きました。
日本の無犯罪証明書の認証の受け取り
⇒外交部領事事務局の申請した時と同じ窓口にて番号券を引いて待ちます。
引き換えには申請の際に渡されたピンク色の領収証が必要。
警察刑事紀錄證明書の受け取り
⇒警察局の申請した時と同じ窓口に行きます。
領収書を提示するとすぐに受け取れます。
[4]で
認証を受けた日本の無犯罪証明書と中文訳を各地方院公証處または
民間公証人事務所へ持って行き公証を受ける。
申請の際に係りの人に聞いたところ、一番近い地方院公証處は新店(!)まで
行かなければないとのこと。出来れば近くで済ませたかったので事前にネットで
調べて民間公証人事務所に行きました。
重慶聯合事務所 重慶南路1段121号7F-1
02-2388-8688(代表)
9:00~18:00
※重慶南路×衡陽路交差点附近。金石堂書店の向かいのビル内。
HP内のロゴと同じロゴの看板があるのでわかりやすいです。
≪所要時間約15分/その場で受け取り/500元≫
↓
[6]移民署に連絡をする。
永久居留証の申請をしたい旨を伝えると、何月何日何時から面接をしますので
移民署に来てくださいといわれます。
內政部入出國及移民署 台北市廣州街15號
02-2388-9393 内線3132・3125
※上記しましたが、ここの担当者はほーーーんとにつながりにくいので
根気よく連絡してください。担当者も数ヶ月ごとに変更になるのでもっとややこしい。
申請面接もこんなに待つとは思っておらず、公証を受けた勢いでついでに移民署に
行きましたがダメでした~(;´Д`)予約が必要です。
申請者数の数にもよりますが、だいたい数週間後に面接予定になると思います。
面接の際、準備した必要書類を全て持参の上移民署へ。
必要書類をもう一回おさらいすると、
・外僑永久居留申請書【
永久居留証申請書/移民署にて記入】
・彩色照片一張(同身分證規格)【
カラー証明写真 1枚・身分証サイズ】
・新、舊護照正本、影本一份(正本驗畢發還)【
新・旧パスポート・コピー各1部】
・外僑居留證正本、影本一份(正本驗畢發還)【
居留証・コピー1部】
・健康檢查合格證明一份【
健康診断合格証明書 1部】
・財產或特殊藝能證明一份【
財産証明または特殊技能証明 1部】
・最近五年之本國及我國警察紀錄證明書一份【
日本の無犯罪証明書・台湾の警察紀錄證明書 各1部】
・其他相關證明文件(如戶籍謄本及結婚證書、或工作證核准、或視個案狀況要求之文件)【
その他証明書類/戸籍謄本・結婚証明書・労働許可証など】
※財産証明になる納税証明などは国税局ですぐに発行してもらえます。(依親の場合、配偶者のものでもok)
この他、見てすぐわかる財産が一番有効なので郵便局・銀行口座の証明(預金通帳)が効力あり。
また、不動産を所有する場合は、それも「財産」に相当するので、土地所有権状(&コピー)・建物所有権状(&コピー)も忘れずに。
※戸籍謄本は戸籍が登録されている市役所で申請。
1部20元。その場ですぐに受け取れます。
※ビザ目的別によってその他の欄の必要書類が異なります。
依親(結婚):1ヶ月以内の戸籍謄本・結婚証明書
應聘(仕事):労働許可証・1ヶ月以内の在職証明書 など。
詳しくは⇒
如何申請永久居留證を参考にしてみてください。
※滞在5年の間に新規パスポートに切り替わった場合、旧パスポートも必要です。
旧パスポートの台湾入出国に関するページは全てコピーしておいた方が○。
面接の際に必要になります。
【面接】
・面接といっても何かを質問されたりするものでなく、必要書類を提出し、書類にサインしたりするだけなので面接というよりも面談、といった感じ。依親目的の申請の場合、配偶者もサインなどが必要になるので同席した方が良いと思います。面接した方が審査するのではなく、面接後に移民署へ書類申請されてから審査されるので面接した方たちは、きちんと必要書類が揃っているかどうかチェックして上に上げる係、という感じです。
【
移民署で永久居留証を申請(面接)してから結果が出るまでの期間】
・約2週間
【
費用】
・10000元(審査が通った時点で支払いに行きます。)
※追記 2011/05/31※
面接が終わってからしばらくすると登録した住所に書類が届けられます。
(台湾政府に対して永久居留証を申請しました、という公式書類の副本)
はっきり言って移民署の係の方は親切ではないので、それが届いたら
電話で審査が通ったのかどうか自分から確認した方が早いと思います。
審査が通ってから支払いに移民署へ。
支払いの際は届けられた書類・お金・パスポート・居留証を忘れずに。
支払ってからさらに2週間後に永久居留証がもらえます。
なので面接から永久居留証が手元にくるまで約1ヵ月半くらい。
私は支払いの時点で受け取れると思っていたのでどよ~んとしました…。
申請費用を払った時に知らされたことですが、永久居留証を申請した場合、
居留目的欄の(結婚の場合)「依親」という記入がなくなるので、もし仕事をする
場合はこれとは別に「労働許可証」を申請しなくてはならないということです。
依親による居留証であればいらないとのことなのでこれは面倒かも。。う~ん。
私の場合、結婚して5年経過したので今回永久居留証を申請しようと思ったわけですが、申請を終えての感想は、言い伝え(!)よりもすごく楽で準備中も大丈夫なのか?!と思うほど。結婚のあのなが~い申請を経てきたので多分そう思うのかもしれませんが、結婚申請に比べれば時間も体力もちょぴっとしか使いません。どうしてこんなに面倒!とか難しい!といわれているのか??
しかし、不便だなと思ったのは、これだけ多くの人が永久居留証を申請するのに交流協会などで案内などが全くないこと。「こちらでは案内しておりませんので移民署で聞いてください」という対応でした。せめて流れだけでもどこかで情報提供したら便利になるのに~。もしわからないことがでてきた場合は移民署の人に聞いてみるのが一番早い方法です。…この係の人たちがつかまりにくいのが難点なのですが…(;´Д`)
半年以上継続して台湾で生活する場合(細かく言えば申請料は10000元なので10年以上)、この永久居留証は効力を発揮するわけなので、もし今後日本で長期にわたって生活することになったり、海外へ行くことになったりしたら失効になる恐れもあるので、誰にでも有用なビザというわけではありません。このビミョーなストレス(!)に耐えられるか考えてから申請したほうが○。また居留証同様、住所変更や個人情報が変更された際も移民署に行かなくてはならないので、延長しなくていいことに放置して変更届などを出さなかったので罰金!なんてことにも気をつけたほうがよさそうですね。。。
結婚の手続き方法を+台湾茶+で記録したら、たくさんの方に「わかりやすくてよかったです! 」といっていただけたので今回もこちらにupしてみました。
またよかったら参考にしてみてください( ´∀`)
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